食農教育活動
foods & agriculture education

食農体験活動

 自然や土に触れる機会が少なくなりつつある昨今、子ども達に野菜の栽培から収穫までを実際に体験し、学ぶため地域の親子を対象とした子ども向け食農体験を実施しています。
 JAあさか野では、食農教育の取り組みとして、次世代対策の観点から子どもを地域で育み、子どもたちの食を守り、生きる力を育てることを目的とし、農畜産物の生産過程を通して、小学校の枠を超えた仲間づくりを行います。
 また、子ども達が食べ物に対する大切さを持ち、豊かな心を育むことを目指します。

食育(しょくいく)とは

 2005年に成立した食育基本法では、「様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」と定義しています。
 近年私たちの生活の中で、栄養の偏り、不規則な食生活、肥満や生活習慣病、食品の安全性、伝統的な食文化の危機など、「食」に関する問題が大きく取り上げられるようになりました。
 これらの問題を解決するため、食育が大きな役割を果たすことが期待されています。

食農(しょくのう)とは

 食育と農業教育を一体化して行う取り組みです。農業体験などを通じて、「食」を生み出す農業・地域・自然の役割について理解を深めることを目的としています。
 JAあさか野では、食農教育を通じて子供たちの未来を応援するため、様々な活動をしています。

学童農園の取組

 JAの職員が小学校へ出向き、総合学習の中で食農教育に関する授業を行います。
 食料自給率の問題を農業の角度から学習する授業や、お米の田植から収穫脱穀までの実習を実施しています。

親子収穫体験の取組

 収穫作業を親子で体験します。実際にトウモロコシ、じゃがいも、にんじん、ごぼうの農産物収穫といった作業を通じて、毎日家庭や学校給食で、普段口にしている食べものの大切さを知り、親子で体験することで家族の絆も深まります。

緑の学校ファームへの取組

 学校ファームとは、学校単位に農園を設置し、心身共に発育段階にある児童生徒が農作業体験を通じて、生命や自然、環境や食物などに対する理解を深めるとともに、情操や生きる力を身につけることを狙いとした取組です。
 JAあさか野では、農園に必要な資材、肥料の提供や、時季にあった種苗などの提供を管内学校に対して行っております。

バケツ稲作り提供

 JAグループでは、これからの食や農を担う子どもたちに、日本の稲作や農業に触れ、もっと身近に考えてもらいたい、そんな思いから「バケツ稲づくりセット」の配布を平成元年より実施しています。
 バケツ稲とは、「バケツで育てる稲」のことで、バケツと土を用意すれば庭やベランダなど場所を選ばず、手軽に稲作を体験することができます。
 種もみと肥料・そして栽培マニュアルがセットになった「バケツ稲づくりセット」は、家庭での食育体験のツールとして、そして、学校教育の現場では、お米学習の教材として幅広く活用されています。